『UXデザイン入門』に学ぶ、行動変数に基づくユーザーモデリング

UXデザイン入門

UXデザイン入門

ユーザーモデルとは

  • ユーザーの特徴やニーズを表現したもの
  • デザイン調査の結果とデザインを繋ぐ

ペルソナ/シナリオ手法

  • 特徴的なパターンを見出しセグメンテーション
  • メンバーで共有可能な「わかりやすい形」に変換する

フロー

  1. 行動変数の抽出
  2. データのマッピング
  3. セグメンテーション
  4. ペルソナの作成
  5. 行動シナリオの作成
  6. ゴールの導出

行動変数の抽出

  • 行動変数はユーザーの特徴で最も重要でインターフェイスデザインに直接関係
  • モグラ、サイコグラフィックなどは行動変数と相関を持つものを抽出

行動変数とは

  • ユーザーの利用状況・態度・意識・行動傾向・知識など
  • データから自分で定義して1次元の軸にする

KJ法

  • 各ユーザーのデータからユーザーの特徴を表すものをキーワード化する(付箋)
  • 関連するキーワードでグルーピング

データのマッピング

  1. 軸上に各ユーザーをプロットする
  2. 傾向がある部分を◯で囲む
  3. そのセグメントの数=作成すべきペルソナの数である

ペルソナの作成

  • 前段階で作成したユーザーモデルの骨格の肉付け
    • エンジニアやデザイナーが「共感」出来る程度までディテールを作り込む

ディテール

  • 顔写真・名前・年齢・趣味は?
    • 行動変数と相関があるデモグラをうまく利用
  • 利用状況は?
  • 最終的に何を達成したい?

行動シナリオ

  • 作成したペルソナが主人公の物語を作る
  • 具体性を保つため事実を歪曲しなければ着色してよい
  • 最後に、ユーザーがこのツールを使って最終的に成し遂げたい目的・ゴールまたは獲得したい体験を記述

ポイント

  • 人物からその人物の構成要素を抽出し
  • 軸をユーザーの行動ベースで定義
  • セグメンテーションを行う
  • セグメントの構成要素から代表元(ペルソナ)を作成
  • より具体的な人物像に逆変換